運動技能と競技力ってどう違う?

 

「運動技能」は体育授業でよく用いられる言葉だと思います。

 

 

実際に教科体育では、サッカー全般の課題を達成できる能力やスクリーンプレーなどの戦術ができる能力、ドリブルなどの基本動作ができる能力…これら全て「運動技能」と呼ばれており、これらの運動技能を高めることが、教科のメインの目標とされています。

 

 

運動技能を高めていくことによってそのスポーツの競技力向上に繋がるとは考えられますが、教科体育では「スポーツの競技力」を高めることが主目標ではないのです。

 

 

話がかなりややこしくなりますが、学校体育において生徒に学習機会を提供するためによく用いられるのがスポーツの運動技能という言葉であり、スポーツの競技力を構成する要素にはなり得ますが、使用される分野に違いがあるということです。

 

 

しかし、「競技スポーツ」と「学校体育」と分野、指導場面が違うにしても、この2つの分野の関わり合いは非常に大切と言えます。

 

 

学校体育において「運動技能」を達成させようとするとき、教師は運動技能習得に結びつく学習課題を設定します。

 

 

その課題が達成できたか、できなかったかを評価して、できなかったのであればなぜできなかったのかを反省したり、課題をさらに細かく分けて、生徒が達成しやすいように仕向けていくはずです。

 

 

ほとんどの生徒はこの過程である程度の運動技能を習得できますが、それでも達成できなかった生徒は練習不足と一蹴されがちです。

 

多数の生徒を見ている関係もあり、あまり気に留められないケースは十分あり得るでしょう。

 

 

この過程において役立つのが、スポーツの競技力を高めるための指導経験です。

 

できない競技者をできるようにすることは、競技スポーツ指導者としての急務であり、この経験を多く積んでいることは、体育指導に確実に活きてくるはずです。

 

 

 

 

学校体育における「運動技能」とスポーツの「競技力」それぞれの高め方について、ますますの研究が求められますが、これらを全く別分野の問題として捉えず「スポーツ達成力」(朝岡,2018)という括りで、研究、交流がなされていくことが求められています。

 

 

 

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