評定スポーツの競技力

 

評定スポーツは、新体操やフィギュアスケートなど、審査員や審判の評価によって優劣が決定されるスポーツのことです。

 

 

このスポーツにおいて、審査員は採点基準に従って選手の評価を行いますが、どんなに厳格な基準を設けても、審査員の主観が絶対に入らないと言い切ることはできません

 

 

この評定スポーツでは、演技の中で選手が「何を演じたのか」と「どのように演じたか」が、競技力を構成する重要な要素として位置づけられます。

 

 

 

☆何を演じたか

 

「何を演じたか」はそのスポーツにおける技の難易度と深く関連します。

 

この「技」は従来の技を複雑にしたり、他の技と組み合わせたりすることによって難易度が上がります。

 

また、そうではなくて、これまでになかった全く別の「技」を開発することによっても可能です。

 

 

そして、個別の技の難易度だけではなくて、複数の難易度の技を繰り広げながら行われる演技では、その演技構成も難易度を決める指標となるのです。

 

 

演技全体を通して難しい技を1つやったとしても、残りが簡単な技では、演技全体の難易度としては下がってしまいます。

 

 

逆に最高難度の技は入れずとも、中難度の技を多く取り入れた演技構成の方が、演技全体の難易度としては高評価に繋がり得ます。

 

 

 

☆どのように演じたか

 

これに対して「どのように演じたか」についてです。

 

これはおもに技の技術的な完成度と関連します。

 

見ていて心地が良い、無駄な動きがない、滑らかな、リズミカルな…動きというのがこの技の完成度、美しさを決める要素となっています。

 

「優雅さ」「安定さ」「雄大さ」「リズム感」「スピード感」「停止感」

 

これらは評定スポーツにおける6つの動感質と呼ばれ(金子,1976)、この美しさに対する感受性を持ってはじめて、この評定スポーツを評価できるようになると言えます。

 

 

 

そう言った意味では、教科体育においても多くの評定スポーツに関する美しさに触れて、その感性を養っていくことは重要です。

 

 

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