トレーニングの進め方(状態を適切に評価する)

 

最重要の試合へとトレーニングを進める中で、そこまでのトレーニング過程が適切なものであったかどうかを評価することは重要です。

 

 

このトレーニングの進行状況を適切に測定し、評価する。

 

そしてそこで得られた情報を基にして、現状の計画のままで良いか、それともトレーニング計画を修正するかを決める必要があります。

 

 

☆ラボラトリーテストとフィールドテスト

 

ラボラトリー(実験的)テストとは、客観的な数値を測定できる機器を用いてデータを採取するテストです。

 

運動諸能力や身体機能、形態などについて高度に専門的なデータが得られます。

 

対して、フィールドテストはその競技種目に近い能力を総合的に評価することができます。

 

 

このフィールドテストには大きく分けて2種類あります。

 

一つは30m走や立ち幅跳びなど数値化できるテスト。

 

もう一つは日々のトレーニング日誌を基にした運動感覚、体調など、主観的な情報を採取するテストです。

 

 

 

 

 

☆評価項目と競技力との繋がり

 

ラボラトリーテストやフィールドテストから得られたデータを適切に解釈し、最終的には競技力向上へと繋げなければなりません。

 

ここでのデータの解釈時に注意すべきことを考えてみましょう。

 

例えば、ラボラトリーテストにおいて筋肉量の増加が見られたとします。

 

これは筋肥大のためのトレーニングが上手くいっていることを示すものです。

 

しかし、それはすぐに競技力として現れる訳ではない点には注意が必要となります。

 

 

跳躍競技などでは、筋肉量が増え、筋力が向上し、それが実際の競技特異的なジャンプ力に繋がるまでには時間がかかります。

 

筋肉量が増えたにも関わらず、競技力に直結するようなテストの数値が向上していない場合に、「筋肥大トレーニングは無意味だった」と解釈してしまうのはあまりにも早計です。

 

 

このような勘違いはどのような種目においてもよく見受けられます。

 

競技力の構造をしっかりと理解して、トレーニングしてきた内容とその内容の成果を適切に判断できる資質能力を備えておくことが重要です。

 

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