RFD(力の立ち上がり率)を改善する筋トレはコンセントリック?エキセントリック?

 

スプリンターにとって重要な力の立ち上がり率(RFD:Rate of Force Development)

 

特にスターティングブロックからの爆発的な飛び出しの速さは、どれだけ早く、大きな力を発揮できるか、すなわちこのRFDと関連があると言えます。

 

※力の立ち上がり率とは?←こちら

 

 

ここではこのRFDと筋力トレーニングに関する研究紹介(Blazevichほか,2008)です。

 

 

RFD改善のためのトレーニングはコンセントリック?エキセントリック?

 

※コンセントリックは筋肉が縮みながら、エキセントリックは筋肉が伸びながら力を発揮する収縮の様式です。「筋収縮の様式」

 

 

目的

コンセントリックトレーニングとエキセントリックトレーニングが力の立ち上がり率に及ぼす影響を検討すること。

 

 

トレーニング

被験者はトレーニング経験のない人を対象に週3回、10週間、角速度30度/秒の等速性膝伸展運動を最大努力で実施。

 

トレーニングはコンセントリックのみ群とエキセントリックのみ群に分け、それぞれ6回、4−6セット行った。

 

 

測定

膝伸展等尺性最大随意収縮トルク(膝を伸ばす筋力のこと)とそのときのRFD(力の立ち上がり率)を測定した。

 

 

結果

膝を伸ばす最大の力の向上率に差はあまりありませんでしたが、特に早いタイミングでの力発揮はコンセントリックのみ群の方がより向上していました。

 

 

 

※Blazevichほか(2008)より、筆者作成

 

 

これは、エキセントリックトレーニングよりも、コンセントリックトレーニングの方がRFDの向上に効果的であることを示唆する結果であると言えます。

 

 

 

 参考文献

・Blazevich, A. J., Horne, S., Cannavan, D., Coleman, D. R., & Aagaard, P. (2008). Effect of contraction mode of slow‐speed resistance training on the maximum rate of force development in the human quadriceps. Muscle & nerve, 38(3), 1133-1046.

 

 

 

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