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トレーニングの原則

トレーニングの原則

トレーニングの原則とは「トレーニングをするうえで、守ると効率が上がること」です。一つ一つ、簡単に見ていきましょう。


漸進性の原則

「漸進」とは少しずつ進んでいくという意味です。その意味の通り、「漸進性の原則」とは、身体能力が上がっていくのに伴って、トレーニング負荷を徐々に上げていくことが大事だということです。

 

例えば、スクワット50kgを10回5セット、年がら年中やっていても、馴れてくるとともにトレーニング効果は薄くなっていきます。なので、馴れたら重さを増やしたり、回数を増やしたりして、前より大きな負荷を与えなければ、それ以上筋力は向上していきません。

 

「馴れてしまったらトレーニングではない!」

 

上の言葉は極論が過ぎるかもしれませんが、とにかく負荷のレベルは徐々に向上させていきましょう。

全面性の原則

短距離走には上半身の筋力は要らないだとか、有酸素系の能力は要らないといって、それらのトレーニングを全く行わないことは好ましくありません。スポーツのパフォーマンスには、ある特定の要素・能力だけが関わっているということはありません。あらゆる能力が複雑に絡み合って、高いパフォーマンスにつながっています。

 

このことから、ある要素だけをトレーニングするのではなく、パフォーマンスに関連し得る全ての能力を、全体的に高めていくことが重要ですよ…というのが「全面性の原則」です。

 

偏った栄養の食事だけでは、健康を損なってしまうのと同じように、トレーニングも好き嫌いなく、まんべんなく強化していくことが大切です。

意識性の原則

「この練習ではどこの部位を鍛えているのか、何の要素を強化しているのか」を意識することで、トレーニング効果が向上することがあります。このことから、「トレーニングを行うときは、その部位や目的を意識して行った方が良い」とされています。これが「意識性の原則」です。

 

ただやみくもに言われた練習をこなすよりも、この練習は何に生きる練習なのか、そのためにはどういう点に注意して、何を意識してトレーニングすべきか?考えて取り組んだ方が、確実に成果は上がるでしょう。

個別性の原則

同じ練習をしても、人によって表れる効果は異なります。したがって、トレーニングをするときは、その人それぞれの個人差を考慮して実施した方が良いのです。これを「個別性の原則」と言います。

 

それは、身体の成長度合いだったり、遺伝であったり、または性格だったり…様々なことが考えられます。試行錯誤をしながら、最終的には自分に合ったやり方を見つけ出していくべきでしょう。

反復性の原則

当然ながら、トレーニングは反復して行うことによって、その効果を効率的に得ることができます。なので、トレーニングは反復して実施した方が良いわけです。これを「反復性の原則」と言います。

 

トレーニングして向上する体力には、すぐに結果が出る要素や、コツコツ積み重ねていかなければ高まらない要素があります。体力レベルを継続的に向上させていき、自分の身体に定着させるためには、根気強く努力を積み重ねていくことが重要です。

 

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