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速く走るための良い姿勢作り

速く走るための「良い姿勢づくり」

正しい姿勢づくりは走りの基本です。良い姿勢が作れていなければ、効率よく走ることはできません。

 

悪い姿勢で走ると、地面にしっかりと力が伝わりにくくなったり、体の一部に負担がかかりやすくなったりして、速く走ることができないばかりか、怪我の原因にもなってしまいます。そこでここでは、速く走るための姿勢作りについて、以下の点から紹介していきます。

 


正しい姿勢とは

正しい基本姿勢づくり

正しい姿勢を作るためには、まず背筋を伸ばし、少し顎を引きます。つむじが上から何かで引っ張られているようなイメージです。腰は反りすぎず、丸まりすぎず、おへそあたりに力を入れます。この時、頭や肩、腰、そして脚が一直線になり、身体全体が一本の棒になるように姿勢づくりをします。筋肉で無理やり姿勢を支えるというイメージではなく、関節で体重を支えるようなイメージをしてみましょう。

 

 

これでリラックスした状態を作り、「地面からの反発をもらうような感覚」で、軽くジャンプをしてみます。過度に体を曲げて、または反ってジャンプをする時より、短い接地時間で高く跳ぶことができると思います。このように、体が1本の棒のようになることで、体全体で「硬いバネ」を作ることができます。

 

逆に、姿勢が悪いと「外から力が加わった時、グニャグニャと曲がりやすい」ので、地面に大きな力を伝えることができなくなってしまいます。空気の入っていないボールは良く弾みませんし、車もパンクしたタイヤではスピードを出すことができませんよね?なので、このような身体では、速く走ることは難しくなります。

 

関連動画

走っているときは「片脚姿勢」

片脚で姿勢をキープする重要性

普段の生活時では両脚で姿勢を保持しています。しかし、走るときは片脚で体重を支えなくてはなりません。そのため、骨盤周りの筋肉が弱いと、片脚で接地した時の衝撃に耐えられず、下の図のように骨盤が落ちてしまいます。

 

 

そうならないように、反対の骨盤を引き上げる体幹周りの筋肉や、お尻の横の筋肉(中臀筋)などもしっかりと鍛えることが必要です。走りを横から見た時でも、真正面から見た時でも、「グニャっ」と潰れない姿勢づくり、姿勢維持の強さづくりをしていきましょう。

 

 

片脚姿勢はシーソーゲーム

上の図のように骨盤が下がってしまわないようにするためには、骨盤周りの「シーソー」をイメージしましょう。片脚で軽く弾みながら、片側の骨盤が落ち込まないように「シーソーが片側に沈まないように」キープしてみてください。走るとき、ドリルをするときにも同じような意識で行ってみましょう。

 

 

また、動画のように重りを背負って、片脚ジャンプで前へ進んでいくようなトレーニングを、同様の意識で行ってみるのもアリでしょう。

 

関連動画

良い姿勢は「生活の中から意識」しよう

練習中だけ正しい姿勢を意識しても、なかなか良い姿勢を保つのは難しいものです。姿勢というのは、その人の普段の癖が顕著に現れます。そのため、染み付いた普段の姿勢を簡単に正すことは難しいのです。

 

普段猫背でスマホばかりを眺めていると、腰が曲がって、首が前に出たバランスの悪い姿勢が身に付いてしまいやすくなります。また、ショルダーバッグをいつも片側ばかりで背負ったりしていると、左右の肩の位置がずれたり、骨盤の高さに差が出てくることもあります。

 

このように、普段の生活の癖から見直すことで、走るための良い姿勢は作られていくことを覚えておいてください。

 

 

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