バネの力を使う!

 

短距離走に重要な要素の一つに「ネの力」というものがあります。

 

「トップスプリンターのバネはすごい…。」

「あの選手は天性のバネを持っている…。」

 

短距離走をやっていればこのようなニュアンスの話を一度は耳にすることでしょう。

 

さて、このバネとはいったいどういったものなのでしょうか?

 

 

 

☆SSC運動(ストレッチショートニングサイクル)

 

筋肉は、勢いよく引き伸ばされると、自然に縮もうとする反応が起きます。

 

これを「伸張反射」といいます。

 

この伸張反射を上手く利用すると、筋肉はいつもより大きな力を出すことができるのです。

 

 

 

そしてこの伸張反射を利用した力発揮を伴う運動を、SSC運動(ストレッチショートニングサイクル運動)といいます。

 

さらに、筋肉のみならず、「」もSSC運動にとって重要な役割を担っているのです。

 

 

 

 

図のように、足首を使ってジャンプをする場合、ふくらはぎの筋肉は力を発揮しながら、自分の体重の衝撃を吸収するために、引き伸ばされます。

 

この時、アキレス腱も同時に引き伸ばされるのです。

 

そして、踏み切り動作にうつる時、引き伸ばされた筋肉や腱は、その引き伸ばされた力を利用して、バネのように一気に縮もうとします。

 

これがいわゆる「バネの力です。

 

この力を上手く利用できるかどうかが、短距離走の速さ、特にトップスピードの能力に関係してきます。

 

 

☆バネを鍛えるには?

 

ボックスジャンプや連続ハードルジャンプ、バウンディングなどの「プライオメトリック」と呼ばれるトレーニングが有効です。

 

落下の衝撃に耐えながら、筋肉を一気に縮ませることで、バネを使う機能を鍛えることができます。

 

この時、「走りと姿勢」で話したように、姿勢が悪いと身体全体がグニャグニャと曲がりやすく、地面に大きな力を発揮しにくくなり、バネの力を上手く使うことができなくなります。

 

なので、身体を一本の棒のようにして、接地の瞬間に全身で固いバネを作るイメージをもって取り組むのがコツです。

 

 

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