サイト全記事一覧へ

~サイト内の関連記事を検索~


一流選手の踏切・着地動作

一流選手の踏切・着地動作

ハードルドリルについて、詳しく解説しています。よろしければチャンネル登録お願いします!

 

ハードル走においてパフォーマンスを高めるためには、より減速の少ない踏切と着地動作を行わなければなりません。ここでは、一流選手の特徴から、より良い踏切・着地の動作とは何かを探っていきます。

一流ハードル選手のハードリングの特徴

踏切動作

ハードルを跳ぶ時に、ハードルめがけて脚を伸ばす方を「リード脚」、後に横から抜いてくる脚を「抜き脚」と言います。一流選手の踏切の特徴としては、次の図のように、「接地の瞬間のリード脚の速度が高く、リード脚と抜き脚の挟み込み動作のタイミングが早い」ことが挙げられます。

 

 

よって、踏切では、リード脚を後ろから前へ大きくゆっくりと前へ引き出すのではなく、踏切脚との素早い挟み込みを意識することや、それを可能にする筋力が重要になることが推測できます。

 

参考動画

 

 

着地動作

一方で、一流選手の着地動作の特徴は

 

・身体の落下と合わせて早いタイミングで抜き脚動作が行われること

 

・リード脚のスイングスピードを効率よく、推進力に変えること

 

 

したがって、着地動作では、抜き脚動作をいかに早く行い、リード脚のスイングスピードを利用して、前への推進力に変えられるかがポイントだと考えられます。そのためには、抜き足を早く持ってこれるような姿勢を作ったり、着地時に大きく減速しないよう、身体の近くにリード脚のつま先を接地して、自分の体重を支えられるくらいの力を発揮できないといけません。

 

関連記事

・110mハードル走(110mH)の特徴とトレーニングの視点

 

・100mハードル走(100mH)の特徴とトレーニングの視点

 

・110m・100mハードル走(110mH・100mH)の1台目までのトレーニング(アプローチ)

 

・110m・100mハードル走(110mH・100mH)における中間疾走、後半の速度低下を改善するトレーニング

 

・400mハードル走(400mH)の特徴とトレーニングでのポイント

 

・110mH、100mH、400mHのためのハードリング練習方法(ハードルドリル)

 

 

参考文献

・宮下憲(2011)スプリント&ハードル.陸上競技社.

サイト全記事一覧へ

~サイト内の関連記事を検索~


Youtubeはじめました(よろしければチャンネル登録お願いします)。