最大スピードに必要な能力を理解し、その能力を高めるための適応を引き出すトレーニングとは何かを考えることは大切なことです。目的に対して合理的であれば、手段はいくらでも作ることができます。
今回は最大スピードに必要な能力とそのトレーニング方法について紹介しました。
もちろん、速く走るために、筋肉の大きさや柔軟性、可動性、安定性などの基礎的な体力は必要不可欠です。このトレーニングを怠るのは良いことだとは言えません。オフシーズンから継続的にしっかりと基礎的な体力の土台を築くことは重要です。
「何を、何のために、どのようにトレーニングしていくか」
これらをしっかりと整理する癖を付けて、自分で自分をコーチングできるようになっていけることが大切です。
コチラの内容は、動画で詳しく解説しています(よろしければチャンネル登録お願いします)。
参考文献
・Young, W., Benton, D., Duthie, G., & Pryor, J. (2001). 短距離 &最大スピードでのスプリントのためのレジスタンストレーニング. NSCA Japan journal, 8(7), 10-14.
・久野譜也, 金俊東, & 衣笠竜太. (2001). 体幹深部筋である大腰筋と疾走能力との関係 (特集 スポーツにおける体幹の働き). 体育の科学, 51(6), 428-432.
・Rhea, M. R., Kenn, J. G., Peterson, M. D., Massey, D., Simão, R., Marin, P. J., ... & Krein, D. (2016). Joint-angle specific strength adaptations influence improvements in power in highly trained athletes. Human movement, 17(1), 43-49.