ウォーミングアップの基礎知識

☆ウォーミングアップの役割

 

ウォーミングアップは、身体を温めて、「その後の練習で行う運動に備えて、練習効果を高めること、怪我のリスクを減らすこと」が主な目的になります。

 

より詳しい効果は以下の通りです。

 

脳から筋肉への命令がスムーズになる

筋肉がスムーズに伸び縮みするようになる

筋肉に血液が集中して、多くのエネルギーを生み出せるようになる

エネルギーを使いやすくなる

心の準備が整う

 

 

 

これらの効果を得ることで、より高いパフォーマンスを発揮することにつながります。

 

では、実際にどのようにウォーミングアップをしたら良いのでしょうか?

 

身体を温めるだけなら、お風呂やシャワーを浴びるだけでも、ある程度の効果が得られます。

 

しかし、やはりしっかりと自分の身体を動かすことをしなければ、陸上競技においてのウォーミングアップは不十分です。

 

 

 

 

☆ウォーミングアップのやり方

 

@ジョギングなど、軽い運動

身体を温めるために行います。

しかし、あまりにも遅いジョギングや、ダラダラとした体操程度では、筋肉の温度はなかなか高まらないことも多いのです。

少し速めに走ってみたり、スキップや軽めの球技などを取り入れると効果的に身体を温めることができます。

 

 

 

Aストレッチ

関節の可動域を広げたり、筋肉の働きを高めるために行います。

しかし、「ジワーッと」筋肉を伸ばし続けるストレッチ(スタティックストレッチ)をやり過ぎると、かえってパフォーマンスを損なってしまうことが、近年の研究で分かってきています。

 

伸ばしすぎは、筋肉がいわば「伸びきったゴム」のようになり、高いパワーを発揮するために必要な弾力がなくなってしまうのです。

 

よって、ウォーミングアップでは伸ばしたい筋肉の反対側の筋肉を収縮させて動かしながらストレッチをする方法(ダイナミックストレッチ)を積極的に取り入れると効果的です

 

ですが、特定の関節が極端に動きにくかったり、動作の改善を妨げていたりする場合、明確な目的がある場合はスタティックストレッチも有用なものとなります。

 

目的に応じてしっかり使い分けることが重要です。

 

 

 

Bドリルや流し

どこまでが、ウォーミングアップで、どこからが専門練習、トレーニングになるかによりますが、軽めのドリルから入って、徐々に技術的な要素を増やしていくやり方がセオリーです。

 

その日の専門練習の内容によって、それにつながる基礎的な内容であれば、心理的な準備にもなります。

 

行き当たりばったりではなく、ウォーミングの流れも計画をしっかり立てて行いましょう。

 

 

 

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