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等尺性,等張性,等速性とかもうわけが分からない人へ

筋収縮とは、筋肉が筋肉の中心に向かって縮むことで、力を発揮することです。そして、この筋収縮には、その力の大きさや筋肉の長さの変化によって、様々な種類があります。

 

 

 

;等尺性収縮

 

筋肉の端と端が固定された状態、すなわち筋肉の長さが変わらない中での筋収縮です。

 

握力計などでは、持ち手のグリップの位置はほとんど変わらない中で、筋力を測定します。

 

膝を伸ばす筋力ならば、関節運動は起こさずに、ある一定の膝関節角度での筋力を測ることがあります。

 

 

ここで測定されるのが、膝関節伸筋群での等尺性の最大収縮力となります。

 

 

 

等張性収縮

 

これは、その名の通り、筋肉が発揮する力が一定の筋収縮です。

 

 

例えば、図のようなレッグエクステンションマシーンでは、重りが滑車につながっているため、どの膝の角度であっても、かかる負荷が一定になります。

 

しかし、この場合
「パッドを動かし始める時(加速度を与える時)に発揮している筋力」は、
「パッドを動かしている最中の筋力」
よりも、大きくなってしまいます。

 

車を発進させるときは大きな力が必要ですが、ある程度スピードが上がったら、少しの力でもそのスピードを維持し続けられるイメージをするとわかりやすいかもしれません。

 

よって、見かけ上は等張性収縮であっても、実際の運動時に、筋力は大きく変化する場合が多いので、真の意味での等張性収縮はなかなか観察することができません。

 

 

 

 

等速性収縮

 

一定の収縮スピードでの筋収縮のことです。

 

筋肉には、同じ負荷で張力が一定であれば一定の速度で収縮するという特徴があります。

 

 

筋肉が縮む速度を一定にしたまま、その時に発揮できる筋力を測ることで、速い収縮スピードで力が発揮できるのか、遅い収縮スピードで力を発揮するのが得意であるのかを測定することができます。

 

 

 

増張性収縮

 

これは、だんだんと張力が大きくなりながら行われる筋収縮です。

 

 

ゴムチューブやバネを引っ張るとき、引っ張り始めよりも、ある程度引っ張ってゴムチューブやバネが伸びた状態の時の方が、大きな力が必要です。

 

この時に見られるのが、増張性収縮です。

 

 

参照文献

・寺田新. (2017). スポーツ栄養学: 科学の基礎から 「なぜ」 にこたえる. 東京大学出版会.
・石井直方(2015).石井直方の筋肉の科学.ベースボール・マガジン社.
・山地啓司, 大築立志, 田中宏暁 (編), スポーツ・運動生理学概説. 昭和出版: 東京(2011).




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