「張」・・・とは「張力」のこと。つまり「等しい張力」での収縮
レッグエクステンションマシンでトレーニングしているとします。このマシンは重りが滑車につながっているため、どの膝の角度であっても、かかる負荷が一定になります。
この時、筋肉が発揮している「張力」はずっと同じです。すなわち「等しい張力」での収縮、「等張性収縮」です。
ちなみにこれは英語で「アイソトニック(isotonic)収縮」。「iso」が等しい、「tonic」が張力を表します。組み合わせて「アイソトニック(isotonic)」です。
※厳密な等張性収縮は観察できない?
「パッドを動かし始める時(加速度を与える時)に発揮している筋力」は、「パッドを動かしている最中の筋力」
よりも、大きくなってしまいます。
車を発進させるときは大きな力が必要ですが、ある程度スピードが上がったら、少しの力でもそのスピードを維持し続けられるイメージをするとわかりやすいかもしれません。
よって、見かけ上は等張性収縮であっても、実際の運動時に、筋力は大きく変化する場合が多いので、真の意味での等張性収縮はなかなか観察することができません。