エキセントリック運動による筋損傷後の筋力回復度合いは、mTORC1シグナルに依存する

エキセントリック運動による筋損傷後の筋力回復度合いは、mTORC1シグナルに依存する




エキセントリック運動による筋損傷後の筋力回復度合いは、mTORC1シグナルに依存する

 

 

~文献~

・Baumann, C. W., Rogers, R. G., Otis, J. S., & Ingalls, C. P. (2016). Recovery of strength is dependent on mTORC1 signaling after eccentric muscle injury. Muscle & nerve, 54(5), 914-924.

 

 

エキセントリック収縮は、即時的および長期的な筋力低下を引き起こす可能性があり、これはタンパク質合成速度の増加によって回復が促される。

 

 

研究の目的

本研究の目的は、エキセントリック収縮による損傷後の筋力の回復に、タンパク質合成速度のキーファクターであるラパマイシン複合体1(mTORC1)が必要かどうかを判断することであった。

 

 

方法

生理食塩水、またはラパマイシンを毎日投与したマウスに、一度に150回のエキセントリック収縮を行わせた。その前後、3、7、14日後の等尺性筋力を評価した。

 

 

結果

エキセントリック収縮の結果、mTORC1(1.8倍)と、mTORC1の下位のエフェクターであるp70s6k1(13.8倍)のリン酸化が傷害後3日で増加した。ラパマイシンの投与は、mTORC1とp70s6k1のリン酸化をブロックし、7日目と14日目に筋力の回復を弱めた(20%)。

 

 

結論

mTORC1シグナル伝達は、マウスにおける、多量のエキセントリック収縮後の筋力の回復に重要である。


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