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筋力とスピードの関係を徹底解説


実際のスポーツでは、激しい動作を伴いながら筋力を発揮することが求められるはずです。サッカーであれば素早く加速するために足をダイナミックに動かしながら地面に対して力を発揮したり、急ブレーキをかけるために態勢を変えて、地面へ力を発揮します。野球であれば、全身を使ってボールに力を伝え、ボールをどこまで加速させられるかが速球を投げるために重要になってくることでしょう。

 

 

この時、筋はその発揮できる力よりも、どれだけ高いスピードを生み出せるかが大事になってきます。

 

 

 

筋収縮と力-速度関係

 

筋肉にかける負荷を変化させていった時、筋収縮のスピードはどのように変化するのでしょう?それを表したのが以下の図になります。

 

 

 

 

このように、かける負荷を増やしていくにつれて、筋収縮スピードはどんどん落ちていき、やがては速度が0になります。軽いものは素早く動かせますが、重いものは素早く動かすことができません。速度が0になったところが等尺性の最大筋力と言うことになります。

 

 

 

そして、スピードの落ち方は負荷が軽いところで大きく、負荷が重いところで小さくなだらかになっています。

 

 

 

無負荷の状態が一番スピードが高く、ここでの筋の短縮速度のことを「無負荷最大短縮速度(Vmax)」と言います。しかし、実際地球には重力が働いていたり、空気が存在するせいで本当の意味での「無負荷」を実現するのは極めて困難です。そのため、グラフの線の左端を延長して、負荷0の時の収縮スピードを推定する方法がとられたりしています。

 

 

 

この力-速度の関係はあらゆる筋肉に共通した特性であり、これをどう解釈してどのようにトレーニングに用いるかが重要になってきます。

 

 

 

 

参照文献

・寺田新. (2017). スポーツ栄養学: 科学の基礎から 「なぜ」 にこたえる. 東京大学出版会.
・石井直方(2015).石井直方の筋肉の科学.ベースボール・マガジン社.
・山地啓司, 大築立志, 田中宏暁 (編), スポーツ・運動生理学概説. 昭和出版: 東京(2011).



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