スポーツの指導場面において、体罰やハラスメント行為は必要ではありません。しかし、これらに関する不祥事が後を絶えないのは何故なのでしょうか?
一般に、体罰経験がある人ほど、体罰を肯定的に捉える傾向があります。自らが体罰や暴力をされた経験から、自分が指導する際にも体罰を行うことが当然であるかのような認識を持ってしまっていたり、競技における成功経験が体罰によるおかげであると勘違いしている場合など、様々なケースが考えられます。
また、自身と選手の関係性は良いものだと勘違いして、相手も気にしないだろうという勝手な思い込みがハラスメント行為に繋がってしまう場合もあります。
練習の質を高めること、選手の人間性を育成する過程で、体罰やハラスメントは不必要であることを自覚して、信念を持ってコーチングにあたることが重要です。