どんなにスタートで素早く加速できても、トップスピードが遅くては100mで好タイムを出すことはできません。
スタートから素早く加速するだけでなく、そのスピードを高いトップスピードへと繋げていく必要があります。
スタートの加速(1次加速)をトップスピードへと繋ぐ局面は2次加速と呼ばれ、ここでいかに速度を上げていけるかが勝負を決めます。
ここでは、この「2次加速局面」で必要な意識やトレーニングについて、簡単に紹介しています。
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地面から浮き過ぎない
スピードを高めていくためには、上ではなく、身体を前に進めなければいけません。スピードが高まってくると、身体がすぐに起きてしまいやすくなりますが、2次加速では完全に直立するのではなく、やや身体を前傾させた状態をキープして、徐々に徐々に起こしていくようにしましょう。
地面から身体が浮き過ぎて、上に跳ねる走りにならないように、お腹を締めるようにして自分が出せるスピードのギリギリに達するまで我慢します。
また、自分の持てるスピードに限りなく近づいていく2次加速では、「短い時間でどれだけ大きな力を地面に発揮できるか」が重要になってきます。
そのため、この局面で膝や足首が大きく伸びたり曲がったりしてしまうと、接地時間が間延びして、高いスピードを得ることができません。
膝や足首を固定するようにして、動かす意識は股関節に集中させるのがポイントです。お尻の筋肉で地面を捉えるようにして、地面から離れないように身体を素早く前に運びましょう。
2次加速局面のトレーニング
加速走
20mー30mの助走をとって、トップスピードへと繋げる2次加速に意識を向けて行います。すぐに身体が起き上がらないように、地面から浮かないようにイメージしてトレーニングしましょう。
参考動画
緩い上り坂・軽いスレッド走
お尻で地面を捉えるイメージで、高いピッチを意識します。足首や膝を大きく伸ばしてキックするのではなく、股関節の動きに集中しましょう。その結果、接地時間が短くなるように高出力でトレーニングをします。
参考動画(坂ダッシュ)
参考動画(スレッド走)
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