スプリント力(足の速さ)と膝まわり(大腿四頭筋・ハムストリング)の筋力、筋肉量の関係



アスリートとしての経験専門知識

今後の人生に生かせないのはもったいない!


スポーツに関わる職に就きたい!


学生プロスポーツ選手・現役アスリートの仕事探しを無料で

サポートします!

 ↓↓↓↓↓↓


アスリート専門の転職エージェント【アスリートプランニング】



スプリント力(足の速さ)と膝まわり(大腿四頭筋・ハムストリング)の筋力、筋肉量の関係

膝を曲げたり、伸ばしたりする筋力は、速く走る上で非常に大切である・・・ということは、大体予想ができると思います。ここでは具体的に、膝の曲げ伸ばしに関わるどのような能力が、または、どの筋肉が大切なのかについて紹介していきます。

 

 

関連記事

 

・スプリント力(足の速さ)と股関節の筋力、筋肉量の関係

 

・スプリント力(足の速さ)と足首周り(ふくらはぎ)の筋力、筋肉量の関係

 

 

 

膝関節屈曲に関わる筋群

 

オリンピック出場スプリンターとジュニアトップ選手を比較すると、オリンピック選手の方が膝関節の伸展筋力(膝を伸ばす筋力)に対して、相対的に屈曲筋力(膝を曲げる筋力)が高い傾向があり、収縮スピードが速くなるほど差がよく現れた(小林,1987)と言います。なぜなのでしょうか?

 

 

これには走っているときの、腿や膝下の動きに秘密があります。ヒトは全力疾走をしているとき、脚を前に引き出す局面で、膝下が過度に前方に振り出されないように、膝を曲げる筋力を発揮して、振り出される膝下にブレーキをかけます

 

 

これと同時に、前に振り出される腿にもブレーキをかけ、脚全体が前に飛んでいかないようにして、次の接地の準備をします。

 

 

このときに、膝下や腿が前に飛んでいかないようにブレーキをかける筋肉が「ハムストリング」という腿の裏の筋肉です。ハムストリングは、膝を曲げるだけでなく、股関節を伸ばす役割も担っている筋肉です。このように、2つの関節に働く筋肉を「二関節筋」と言います。

 

 

二関節筋であるハムストリングは、非常に高いスピードで前に振り出される脚に急ブレーキをかけて、動作を切り返す役割を担っていますが、この時の急ブレーキには非常に大きな力を必要とします。これは、走る速度が高くなればなるほど大きくなります。

 

 

そのため、非常に高いスピードで走るトップスプリンターは、より高いスピードで膝を曲げる筋力に優れていたということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

また、膝を伸ばす筋力に対して、膝を曲げる筋力が相対的に低い選手では、「ハムストリングの肉離れ」が多い傾向があるようです(Oparほか,2012)。

 

 

このように、高い疾走速度を得るためにも、怪我を防ぐためにもハムストリングスなどの股関節伸展、膝関節屈曲に関わる筋群は積極的に鍛えて、筋力と柔軟性を高めておく必要があると言えます。

 

 

 

 

膝関節伸展に関わる筋群

 

 

膝関節伸展筋力(膝を伸ばす筋力)も短距離の記録と有意な相関関係がある(渡邉ほか,2000)。

 

・男子において、接地中の膝関節伸展ピークトルクは疾走速度と有意な相関関係にある(渡邉ほか,2003)。

 

 

 

スプリント中、膝関節伸展筋力が大きく影響するのは接地期前半です。

 

 

 

 

 

速く走ろうとすると、結果的に接地時間は短くなります。短い接地時間で走るためには、自分の体重を短い時間で、浮かせられるくらい地面に力を発揮する必要が出てきます。ここで鉛直方向に大きな力を加えて、支持期の膝のつぶれを少なくする、落ちてくる自分の体重を一瞬で支えて浮かせることが重要であると「①フットディセント(振り下ろし)-③ミッドサポート(乗り切り)のより良い動作とは」で述べています。

 

 

この時に、膝を伸ばす筋力を十分に発揮できなければ、体重に耐えられず、膝の曲げ伸ばしの多い動作、つまり接地時間の長い走りになってしまいます。また、トップスプリンターでは、接地中に膝の角度があまり変わらないことも明らかになっています(伊藤ほか,1998)。これは、非常に大きな力を接地期の前半で地面に発揮できており、膝を伸ばそうとしなくても自分の体を浮かせられていることが理由だと考えられます。
 

 

また、接地時間は非常に短いため、ここで大きな筋力を発揮するためには筋力の立ち上がり率や、弾性筋力が大きく関係してきます。

 

 

 

関連記事

 

・力の立ち上がり率

 

・切り返し運動(SSC運動)①

 

・切り返し運動(SSC運動)②

 

 

 

 

そのため、たとえ膝を伸ばす大腿四頭筋などの筋肉量が多くても、一瞬で力を発揮する能力には乏しい場合があり得ます。力発揮のために筋肉量は重要であるといえますが、それだけではなく、いかに一瞬で筋力を引き出すことができるかが重要です。

 

 

参考文献

・小林寛道. (1987). ジュニア陸上競技選手の体力的特性. Jpn. J. Sports Sci, 6, 725-733.

 

・久野譜也(1999).トップアスリートの特性.勝田茂編,運動生理学20講第2版.朝倉書店:pp.134-140.

 

・Opar D.A. et al. (2012). Hamstring strain injuries. Sports Medicine, 42(3), 209-226.

 

・渡邉信晃, 榎本好孝, 大山, 圭悟, 狩野豊, 安井年文, ... & 勝田茂. (2000). スプリンターの股関節筋力とスプリント走パフォーマンスとの関係. 体育学研究, 45(4), 520-529.

 

・渡邉信晃, 榎本靖士, 大山卞圭悟, 宮下憲, 尾懸貢, & 勝田茂. (2003). スプリント走時の疾走動作および関節トルクと等速性最大筋力との関係. 体育学研究, 48(4), 405-419.

 

・伊藤章, 市川博啓, 斉藤昌久, 佐川和則, 伊藤道郎, & 小林寛道. (1998). 100m 中間疾走局面における疾走動作と速度との関係. 体育学研究, 43(5-6), 260-273.

 

 


 


トップページへ

 






アスリートとしての経験専門知識

今後の人生に生かせないのはもったいない!


スポーツに関わる職に就きたい!


学生プロスポーツ選手・現役アスリートの仕事探しを無料で

サポートします!

 ↓↓↓↓↓↓

アスリート専門の転職エージェント【アスリートプランニング】



体力トレーニングの概念

「体力」という言葉は、スポーツや体育の現場でよく使われるものですが、具体的に説明できる人は実はあまりいません。マラソン大会で一番になる人、仕事を休まずにバリバリこなせる人を「体力があるね!」と表現したりすると思います。決して間違ってはいないのですが、多くの場合は「元気で活力があり、病気になりにくく持...

≫続きを読む

トレーニングの原理①(過負荷の原理)

トレーニングは簡単に言ってしまえば、身体が受ける負荷に対して適応することです。環境が変化すると、身体器官は新たな状況により対応していきながら生物は生命を保とうとします。生物学的に見るとこれは人類が生き延びていくための能力の一つであるといえますね。ここからは、適応を促すために必要な要素、知っておくべき...

≫続きを読む

トレーニングの原理②(特異性の原理)

☆特異性の原理とはトレーニングの適応の内容は行ったトレーニング内容で決まります。普通の筋トレをしたら筋力アップが望めますし、持久走をしたら有酸素能力等が高まります。ですが、普通の筋トレやっても有酸素能力は改善されません。このように、トレーニングの適応は特異的なので、目指すスポーツに必要な体力要素を見...

≫続きを読む

トレーニングの原理③(可逆性の原理と体力向上の2つの理論)

☆可逆性の原理とは可逆性の原理とは、トレーニングによってある体力要素が向上しても、トレーニングを中止してしまうと向上した体力は元に戻ってしまうということです。体力要素によって異なりますが、一回のトレーニングによって大幅に体力を向上させることはできないので、身体への適応を促し続けるべく、繰り返しトレー...

≫続きを読む

筋収縮の様式

人が運動をしようとするとき、その運動様式によって筋力の発揮様式が異なってくる場合があります。ここではその、筋肉の活動様式についてみていきます。☆アイソメトリック(等尺性筋収縮)isometric・・・iso は「同じ」metricは「長さ」を表します。この名の通り、筋肉は縮もうととしているが、筋肉の...

≫続きを読む

筋力に関する知識

一概に筋力といっても、様々な要因が絡んできます。ここでは様々な運動時の「力発揮」にかかわる要素を、筋力の面から大まかに分類して紹介していきます。☆最大筋力その名の通り、筋肉が出し得る最大の力です。これは筋の断面積、神経系の効率、速筋線維の割合で決まってきます。初心者がトレーニングしたり、高重量でトレ...

≫続きを読む

筋力と収縮スピードの関係

「筋力に関する基礎知識」でスピード筋力について少し触れましたが、ここではもう少し深く解説していきます。☆筋肉の力・速度関係筋の収縮様式であるコンセントリック(短縮性)、アイソメトリック(等尺性)、エキセントリック(伸張性)これらと収縮速度との関係はスプリントを語る上で非常に重要な要素となります。まず...

≫続きを読む

切り返し運動(SSC運動)①

☆SSC運動とは?スプリント中の運動は、コンセントリック収縮とエキセントリック収縮の繰り返しから成り立っています。その中でも、硬めた筋腱を急激に引き伸ばして、一気に強い力で縮ませる「エキセントリック収縮ーコンセントリック収縮のサイクル」は、伸張-短縮サイクル運動(SSC運動)とよばれています。(SS...

≫続きを読む

切り返し運動(SSC運動)②

前ページに続き、切り返し運動の力発揮に関係する要因、いわゆる「バネ」の力に関わる要素について解説します。→【切り返し運動(SSC運動)①】①運動中アイソメトリック局面が加わる②力を発揮させる時間が長くとれる③筋と腱の弾性④神経系のメカニズム残りの③と④について詳しく見ていきましょう。☆SSC運動のメ...

≫続きを読む

力の立ち上がり率

☆デコピンがなぜ痛いか?デコピンがなぜ痛いのか考えたことがあるでしょうか?デコピンは親指を使って、人さし指をおさえて、グッと力を溜めてから親指のおさえを外して一気に力を解放させます。痛いですね。では、親指のおさえを使わずに、人さし指をただ思いっきり伸ばすだけではどうでしょう?あんまり痛くないですね。...

≫続きを読む

スプリント力とジャンプ力の関係①

スプリント中の地面への力発揮は「弾性筋力」という筋力が大きく関わることを「切り返し運動①」「切り返し運動②」で説明しました。切り返し運動の能力、またはジャンプ能力に優れた選手は「バネがある」とよく表現されていることでしょう。では、実際にこのジャンプ力とスプリント力にはどのような関係があるのでしょうか...

≫続きを読む

持久系アスリートの筋力トレーニング

「持久系アスリートは筋持久力が大事だから、低負荷で高回数やるのが良い!」と、考えられていましたが、近年では高負荷でのトレーニングや、爆発的なパワートレーニングの方が良いパフォーマンスにつながっているようです。それらの知見を簡単に以下にまとめます。☆持久系アスリートに対する筋力トレーニングの効果・運動...

≫続きを読む

トレーニング効果の転移

☆トレーニング効果の転移とは?スプリント能力を向上させるための手段として、様々な体力トレーニングが取り入れられています。その概念や、力発揮の様式に着目することの重要性についてはこれまで述べてきた通りです。体力トレーニングの概念トレーニングの原理②(特異性の原理)筋力に関する知識筋力と収縮スピードの関...

≫続きを読む

スプリント力(足の速さ)と股関節の筋力、筋肉量の関係

スプリント中は脚を非常に速いスピードで動かす必要があります。速く走るためには、股関節で大きな力を生み出し、膝関節や足関節はその生み出される力、速度を上手く地面に伝えていく必要があります。「物体に速度を与える」「動いている物体を素早く反対方向に切り返させる」これには「大きな力」が必要です。「大きな力」...

≫続きを読む

スプリント力(足の速さ)と膝まわり(大腿四頭筋・ハムストリング)の筋力、筋肉量の...

膝を曲げたり、伸ばしたりする筋力は、速く走る上で非常に大切である・・・ということは、大体予想ができると思います。ここでは具体的に、膝の曲げ伸ばしに関わるどのような能力が、または、どの筋肉が大切なのかについて紹介していきます。関連記事・スプリント力(足の速さ)と股関節の筋力、筋肉量の関係・スプリント力...

≫続きを読む

スプリント力(足の速さ)と足首周り(ふくらはぎ)の筋力、筋肉量の関係

ここでは足関節底屈(つま先を下げる)、背屈(つま先を上げる)に関わる筋群の大きさや筋力と、スプリント力との関係について紹介します。関連記事・スプリント力(足の速さ)と股関節の筋力、筋肉量の関係・スプリント力(足の速さ)と膝まわり(大腿四頭筋・ハムストリング)の筋力、筋肉量の関係足関節の底屈・背屈に関...

≫続きを読む

最大スピードを高めるトレーニング

短距離走において、最大スピードの高さは最も重要な能力であり、この差が勝敗を決めると言っても過言ではないほどです。関連記事・「100m走のレースパターン」・「200m走のレースパターン」サッカーやバスケットボールなどでは、最大スピードよりも、ボールを瞬時に奪ったり、素早い攻撃をするための爆発的な加速力...

≫続きを読む

短距離走のパフォーマンスと内転筋群の関係

脚が速い人ほど内転筋が発達している短距離走のパフォーマンスを高める上で、内転筋群の働きを見逃すことはできません。この内転筋の横断面積とスプリントパフォーマンスを調べた研究がいくつかあります。狩野ほか(1997)は男子スプリンターにおける100m走のタイムと内転筋群の横断面積は有意な負の相関関係がある...

≫続きを読む

干渉作用-持久トレーニングは筋トレ効果を阻害する-

干渉作用とは球技系のチームスポーツでは、選手は試合中に10km近く走り、その間には激しいタックルやジャンプ、ダッシュなどの運動を数多く行います。そのため、このようなスポーツ選手には長時間運動を続けられる持久力のみならず、爆発的な筋力発揮やスピードを高めるトレーニングが必要です。また、陸上競技の中距離...

≫続きを読む

干渉作用の原因―筋力向上させつつ持久力を高められない理由―

「干渉作用-持久トレーニングは筋トレ効果を阻害する-」で、持久トレーニングが筋肥大、筋力、パワー向上に与える負の影響について紹介しました。ここではその干渉作用がなぜ起きるのか、そのメカニズムについて探っていきます。干渉作用はなぜ起きる?エネルギー収支がマイナスになりやすい特に高負荷の持久トレーニング...

≫続きを読む

干渉作用を最小化する戦略―筋力を高めつつ持久力を高める方法―

「干渉作用-持久トレーニングは筋トレ効果を阻害する-」「干渉作用の原因―筋力向上させつつ持久力を高められない理由―」では、スポーツトレーニングにおける干渉作用とは何なのか?そしてその干渉作用の原因は何なのかについて紹介してきました。ここでは、スポーツトレーニングの現場において、この干渉作用をどうやっ...

≫続きを読む

女性選手における筋力トレーニングの必要性と迷信

一流の女性アスリートが、怪我の予防やパフォーマンスの向上のために筋力トレーニングを取り入れることは、今や当たり前の時代となっています。パワーやスピードを向上させるうえで、筋力やパワーを向上させることは男女問わず必須であり、女性であるから筋力トレーニングはいらない…と言うのはまったくもっての偏見です。...

≫続きを読む

筋力トレーニングにおける生理学的な男女差

筋線維の性差男性に比較して、女性は筋線維が少なく、細いのが特徴です。このことから、女性が自然に筋力トレーニングを行っただけでは、男性のような外見になることは決して無いことが分かります。また、筋線維組成は男女ともタイプⅠ(遅筋線維)とタイプⅡ(速筋線維)で構成されています。※筋線維にタイプについてはこ...

≫続きを読む

筋力トレーニングによる怪我発生率の男女差

ウエイトトレーニングルームで起こる怪我の発生率は、実際の競技スポーツで起こるものよりも低いです。トレーニングルームでの怪我は、1000時間のトレーニングにおいて、おおよそ2.8回と概算されています。そして、そのほとんどは腰背部や膝、足部の過度な負担増加によって生じているようです。特に、怪我はトレーニ...

≫続きを読む

月経周期と筋力トレーニング

筋力トレーニングと月経周期に関する研究は非常に少ないのが現状です。しかし、月経前に生じる、胸が大きくなる、太りやすい、気分が変わる、などの兆候はトレーニングを実施することで減少させられることが報告されています。トレーニング週間のある活動的な女性は、そうでない女性と比較して、月経前の兆候を抑えることが...

≫続きを読む

妊娠中の筋力トレーニング

妊娠後、速やかに競技復帰をしたい、する必要がある場合、たとえ妊娠中であってもトレーニングを継続するケースが稀にあります。もちろん妊娠中のトレーニングは、おなかの中の赤ちゃんに対して、そして母体に対してリスクを伴うことを忘れてはいけません。妊娠中は、そのホルモンバランスの影響で靭帯が柔らかくなり、骨盤...

≫続きを読む

スレッド走(そり牽引走)の効果って?負荷設定は?-加速力を高めよう-

「陸上短距離のスタートダッシュでリードを奪う。」「サッカーでパスを受けた後、相手を抜き去り、置き去りにしてシュートを決める。」このような場合、自分の身体を素早く移動させる能力、すなわち「スプリント加速能力」が非常になります。このスプリント加速能力の高さはあらゆるスポーツで有利に働き、スポーツのトレー...

≫続きを読む

ヒップスラストの効果とスプリントパフォーマンスへの影響

スポーツのパフォーマンスを高めるためにウエイトトレーニングを取り入れることは、今や当たり前の時代となっています。そのウエイトトレーニングの種目として、BIG3と言われるベンチプレス、スクワット、デッドリフトはもっとも有名なトレーニングであるかと思います。そして最近では、臀部を鍛えるトレーニングとして...

≫続きを読む

スプリンター(陸上短距離選手)のウエイトトレーニングでは、爆発的に挙げてゆっくり...

ウエイトトレーニングを実施するとき、どのような意識で重りを持ち上げているでしょうか?一般に、筋肉を収縮させて重りを持ち上げるときをコンセントリック(短縮性)局面、重りを下ろしながら、筋肉が伸ばされていく時をエキセントリック(伸張性)局面と言います。ここでは、このコンセントリック局面とエキセントリック...

≫続きを読む

ジャンプトレーニングの方向とスプリント能力の関係

ジャンプトレーニングはスポーツのパフォーマンス(ダッシュ、バレーボールのスパイク時のジャンプなど)を高める手段として良く用いられることでしょう。このジャンプトレーニングには、上に跳ぶ垂直跳びや、前へ跳ぶ立ち幅跳びなど、一様にジャンプと言ってもその運動の方向は異なるものが含まれます。では、このジャンプ...

≫続きを読む

短距離選手(スプリンター)のスクワットは深く?浅く?

ウエイトトレーニングの王道「スクワット」スクワットは股関節を伸ばすお尻の筋肉や内転筋、活動量は小さいですがハムストリングスの筋力を高めるとともに、膝を伸ばす大腿四頭筋などの筋肉を効率よく刺激することができるエクササイズです。陸上競技のみならず、他の様々なスポーツにおいても、このスクワットが取り入れら...

≫続きを読む

筋力トレすると身体が硬くなるのか?(ウエイトトレーニングと柔軟性)

「ウエイトすると身体が硬くなって動きが鈍くなる」このようなことをスポーツの現場でしばしば耳にします。ウエイトトレーニングによって付けた筋肉は硬くて競技のパフォーマンスに繋がらないどころか、怪我に繋がってしまうという話です。では、実際にウエイトトレーニングは身体を硬くしてしまうという根拠はあるのでしょ...

≫続きを読む

陸上短距離(100m 200m 400m)における後半の速度低下を改善させたい人...

「スタートは良いが後半失速して追い抜かれてしまう。」「後半の持久力を高める方法はありませんか?」100mから400m選手まで、非常に多くの選手からこのような相談を受けます。それだけ、短距離選手の中で悩みが多く、関心度の高い内容であると言えるでしょう。そこで今回はどうして後半に失速をしてしまうのか?後...

≫続きを読む

ヒップスラストは特に水平への力発揮能力(スプリント能力・立ち幅跳び)向上に効果的...

スポーツのパフォーマンス向上に、今やウエイトトレーニングは欠かすことのできない存在です。ウエイトトレーニングを用いて、筋力を向上させることはスポーツのあらゆる面で有利に働くことでしょう。特に、誰よりもいち早くスピードを立ち上げ、加速する能力(スプリント加速能力)は、陸上競技の短距離走のみならず、サッ...

≫続きを読む

スポーツ科学に基づいた、試合前の調整(ピーキング)方法

陸上競技のトラック種目は、100分の1秒、もしくは1000分の1秒単位で勝敗が決まる繊細な競技です。そのため、選手は狙った試合でほんの少しでも高いパフォーマンスを発揮できるように万全の準備をしておく必要があると言えるでしょう。一般的にはこのことを「ピーキング」と呼んでいます。ピーキングは、大きく分け...

≫続きを読む

陸上短中長距離種目のスプリントトレーニングとオーバートレーニングを考える

短距離走や中距離走の選手は、多量なスプリントトレーニングを積むとともに、ウエイトトレーニングなどの負荷を用いたトレーニング(レジスタンストレーニング)を行うなど、非常にハードなトレーニングに取り組んでいます。これらのトレーニングを行う目的は、当然パフォーマンスを向上させるためです。しかし、適切な強度...

≫続きを読む

後ろ向きスプリントトレーニングの効果(後ろ向きに走ると足が速くなる??)

後ろ向きに走るトレーニング??と聞いてもあまり腑に落ちない人も多いかと思います。しかし、その名の通り、後ろ向きにスプリントを行うトレーニングが、スプリントパフォーマンス向上に役立つのではないか?と言われているのです。ここでは、後ろ向きスプリントトレーニングの効果について紹介していきます。後ろ向きスプ...

≫続きを読む

ハムストリングの機能とスプリントパフォーマンスの関係

ハムストリングとは腿の裏の筋肉のことで、大腿二頭筋短頭と長頭、半腱様筋、半膜様筋からなります。このハムストリングは速く走るために重要な筋肉で、疾走速度が高いほど、このハムストリングの横断面積が大きいことがわかっています(渡邉ほか,1999)。速く走っている時、ヒトは積極的に脚を前に運ぶ必要があります...

≫続きを読む

短距離走に最も必要な筋肉と筋力トレーニング方法

日本トップ、世界トップスプリンターの体つきを見ればわかるように、一流スプリンターは総じて常人よりも筋肉量が多いことが分かります。一見、足先や手先は細く感じることもあるかもしれませんが、足の付け根部分である股関節周り、または肩回りにはしっかりと筋肉がついています。速く走るためには素早く手足を動かしたり...

≫続きを読む

上半身の筋肉の3つの役割とトレーニング方法(腕振り・骨盤の安定)

短距離を速く走るためには、脚を素早く動かす必要があります。しかし、脚だけではなく、速く走るには当然上半身も素早く動かさなければなりません。また、陸上の一流スプリンターの身体つきを見てみると、下半身の筋肉だけでなく、上半身もかなりの筋肉が付いています。このように速く走るためには、下半身だけではなく、上...

≫続きを読む

つま先接地?フォアフット接地を習得する方法

フォアフット接地とは?フォアフット走法という言葉を聞いたことがあるでしょうか?このフォアフット走法とは、足が地面に接地する時、かかとからではなく、足裏の前部分から接地して走る方法のことを指します。関連動画ほとんどの短距離選手は、足裏の前部分で接地する「フォアフット接地」で走っています。対して、長距離...

≫続きを読む

陸上短距離にベンチプレスは必要か?(スプリンターとベンチプレス)

ウエイトトレーニングのビッグ3といえば、スクワット、デッドリフト、ベンチプレス。そして陸上界隈で良く話題に挙がるのが「陸上選手にベンチプレスは必要か?」というものです。ここでは、ベンチプレスで得られる効果を基に、ベンチプレスでのトレーニングが陸上競技にどのように影響するかを考えていきます。ベンチプレ...

≫続きを読む

メディシンボール投げと足の速さの関係

メディシンボール投げとは?メディシンボールとは、重さ1㎏~5㎏程度の表面が柔らかいボールで、陸上競技で良く用いられるトレーニングアイテムの一つです。ダイナマックスという、やや大きめでクッション性のあるタイプもあります。(https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00P...

≫続きを読む

【陸上短距離】足首を固定するトレーニング

足首の固定の重要性陸上の短距離走では、良く「足首を固定するのが大事」だと言われるようになりました。この「足首の固定」は、速く走っている選手の特徴のひとつです。伊藤ほか(1998)の研究で、足の速さと疾走動作の関係を調べた結果、足が速い人ほど、地面の蹴り出し時において、足首の伸展角速度が低いことが明ら...

≫続きを読む

陸上短距離のパフォーマンスと腸腰筋の関係

腸腰筋とは何か?腸腰筋とは、大腰筋という筋肉と腸骨筋という筋肉の総称のことを言います。この腸腰筋は膝を前に引き出して、腿を挙げるために働く筋肉です。この腿を挙げる動作を股関節の屈曲と言います。そして、この腿を前に引き出す役割を担う腸腰筋は、速く走るために非常に重要な筋肉として、陸上競技のトレーニング...

≫続きを読む