他の色々な文献を概観しても、馴化を防ぐために、定期的に休養期間を挟んで身体の適応能力を回復させることや(マトヴェーエフ,2008)、トレーニングの単調さを避け、バリエーションに富んだプログラムにすることの重要性(Grandou et al.,2020)は広く指摘されているように思います。
トレーニングをコツコツ継続することはパフォーマンスを高めるために必須です。しかし、適宜休みを挟むこと、飽きが来ないような、バリエーションに富んだ内容にすることも同じくらい重要です。
一方で、普段からコツコツ継続できている人は、少しの期間、トレーニングの休止を挟まざるを得なくなったとしても、割とすぐに同じくらいの筋力レベルを取り戻せる可能性があるわけです。
やや衰えてしまった現状があるとしても、意外とネガティブな影響は少なく、長期的にみるとポジティブな結果に繋がる可能性もあると言えるでしょう。
少し休んだ程度で焦らず、コツコツ少しずつ、トレーニングを再開しましょう。