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何も考えない、懸命でも惰性で練習した代償は大きい

出されたメニューを一生懸命こなすだけで強くなれる強豪チーム

 

「今日の練習メニューは何だろう?」と、ソワソワしている選手は非常に多いはずです。

 

 

なぜなら中学や高校、コーチのいる大学などの陸上チームでは、指導者が練習計画を立てることがほとんどだからです。

 

 

優秀な指導者が自身の知識、経験をフルに活用して計画した練習メニューをこなしていれば、選手は自然と強くなっていくはずです。

 

 

出されたメニューを懸命にこなしているだけで一定のレベルにまでは達することができるでしょう。

 

 

良いトレーニング計画を、高いモチベーションで一生懸命やっているわけですから、記録は伸びて当然です。

 

 

また、このようなチームにはその地区のトップ選手が集まりやすかったり、優秀な指導者がいたり、他の強豪チームとの関わりが多く、モチベーションを維持向上させるためのキッカケも多いことから、選手はメキメキと力をつけていく、そういうケースが多いです。

 

 

 

自分でやらないといけない環境になると…

 

そのような環境で育った選手が、指導者の元を離れ、指導者のいない大学などのチームで競技を続けようとするとき、まず立ちはだかる壁が…アップから何から何まで何をしていいかが分からない…ということです。

 

 

それまで指導者の与える練習を懸命にこなしてきたわけですから、その与えられる練習がないとなれば、どうしていいか分からなくなるのは当たり前です。

 

 

実家を離れてさぁ自炊をしてみよう…という時に、まず献立を立てて材料から買って、調理しないといけない。

 

 

これと同様に、どういう練習をしたらいいか、それをどのように組み合わせていけばいいか、いきなりトレーニング計画を自ら立てようとするときには、戸惑うことが多いでしょう。

 

 

そのような状況に置かれた選手は、そこから手探りに手探りを重ねる時期を必ず過ごすことになる、そこでつまづいてしまうと記録を上手く伸ばせずに、気がつけば大学4年生のラストシーズンに…というケースはザラにあることでしょう。

 

 

トレーニング科学の基本を学ぶ

 

そのような手探りの選手の助けになるのが、トレーニング科学だとかトレーニングの指導書と呼ばれるものです。

 

 

指導書は、料理でいうレシピ本みたいなもので、そのレシピ本の基になっているのがトレーニング科学…という捉え方で問題ないでしょう。

 

 

トレーニング科学だなんて、型にはめた練習でライバルに勝てるはずがない…なんて話もしばしば聞くことがありますが、とは言っても最初はキチンと型にハマる、そのためにその型を知る…これが重要です。

 

 

記録が伸びるのには理由があり、その理由が分からないとトレーニングの方向性も定まりません。

 

 

その理由を探るのに、自分の経験だけを頼るのはリスクが非常に大きいです。

 

 

自分の経験の中に潜む勘違いにいち早く気づき、記録を伸ばすために必要なことを精査していく手がかり、それがトレーニング科学です。

 

 

 

トレーニング科学は難しくない

 

「科学」という言葉が入っていると、途端に「そんな難しいことは分からない、僕なんかが理解できるはずがない」と言った印象を受ける人が多いです。

 

 

また「科学だなんて、そんなハイテクな機器を取り入れる予算なんてあるはずがない」なんて声を聞こえて来そうです。

 

 

しかし、トレーニング科学は基本的なものであればそんなに難しいものではないですし、ハイテクなマシンを使うことが「科学的トレーニング」というわけではありません。

 

 

例えば

 

 

「筋肉を効率よく成長させるためには、休養と栄養を摂ることが大切。そう言った科学的根拠は十分に蓄積されている。」

 

 

「だから、休養や栄養を重視しよう。」

 

 

これでも理屈としては十分科学的になるわけです。何もマシンを使ったすごいトレーニング=科学…なんてわけではありません。

 

 

本当に基礎的な原理、原則を知っておくだけでも、間違いなくトレーニングの成果は変わってきます。

 

 

逆に知らなければ、練習を頑張っても成果に繋がらない日々を過ごしてしまうリスクは格段に上がるでしょう。

 

 

そんなこと御構い無しに記録を伸ばし続けている人もいるかもしれませんが、そういう人は圧倒的にセンスが良く、知らないうちに合理的なトレーニングをやっていた…という場合がほとんどです。

 

 

記録が伸びるのには必ず理由があり、記録が落ちる、スランプに陥るのにも必ず理由があります。

 

 

その理由を徹底して追求できるかどうか、それを考えるための材料(知識)があるかどうかが、その後の選手の伸び代を決めるはずです。

 

 

何も考えない、惰性で行動してしまう行き当たりばったりの練習では、なぜ記録が伸びたのか、落ちたのかが、その理由が分かりません。

 

 

考えること。考えるための知識を得ること。

 

 

これら無くして、記録を伸ばし続けることはとても難しいことだと言えるでしょう。




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