「誰が言っているか」ではなく「何を言っているか」で判断する

「誰が言っているか」ではなく「何を言っているか」で判断する




「誰が言っているか」ではなく「何を言っているか」で判断する

 

 

 

 

権威ある人の話は、鵜呑みにしやすい

 

例えば日本トップクラスの選手から「トレーニングXは効果がないからやっても時間の無駄」と言われたとします。

 

 

それを聞いたA君は「そうなんだ。気をつけよう。」と思うのが当然です。

 

 

一方で、世界トップクラスの選手は「トレーニングXは効果が高い。時間を割いてやるべきだ。」とも主張していたとします。

 

 

さて、A君はどちらの意見を取り入れたら良いのでしょうか?どちらも高い競技力を有しているわけですから、非常に迷うところです。

 

 

では、これが世界トップクラスの選手と、地区一般レベルの選手の意見であったとすればどうでしょうか?

 

おそらくA君は、世界トップクラスの選手意見を参考にすることでしょう。

 

 

なぜなら世界トップクラスの選手は実際に高いレベルで結果を残しているし、そういう選手が言っていることの方が正しい…と感じるからです。

 

 

「なぜ、トレーニングXには効果がないと言えるのか?」について十分調べることもせずに、効果がないんだと判断を下してしまいます。

 

 

このように、ヒトは「何を言ったか」ではなく、「誰が言ったか」で物事のほとんどを決めてしまう生き物です。

 

 

これは「中身で判断しようとする能力」がないからです。

 

 

その分野に精通している人であれば、発言の中身で判断し、十分にその内容を吟味できる能力があります。

 

 

しかし、そうではない場合、その分野で権威のある人物、結果を残している選手の発言というのは非常に大きな影響力を持つわけです。たとえ言っている中身、内容がデタラメだったとしても、です。

 

 

そして、「誰が言ったか」で判断してばかりでいると、権威ある人と権威ある人の意見が相反していた場合、どちらを信じていいか分からず、困ってしまいます。

 

 

「情報に振り回されてしまう」とはこのことです。

 

 

 

「何を言ったか」で判断するためには?

 

「誰が言ったか」ではなく、「何を言ったか」で物事を判断するためには以下の2点に留意しましょう。

 

 

①「何を言ったかで考えるべきなんだな」という「考え方」を持っておく。

まずはこの考え方、思考方法を持っておきましょう。誰が言ったかで判断ばかりしてちゃ振り回されてしまうことがある。このことを理解しているだけでも、情報に対する向き合い方は変わるはずです。

 

 

誰かの意見を参考にするとき、質問できる機会があるなら、「なぜそう思うのか?」を聞いておくと良いでしょう。

 

 

 

②その分野に関して客観性の高い知識を持っておく。

知識がなければ良質な思考は生まれません。「なぜそう思うのか?」を聞くにしても、知識がなければ議論も発展しないでしょう。

 

 

その時に参考にすべき知識というのは、誰かの経験…と言った知識ではなくて、客観性の高い知見です。

 

 

つまり、トレーニングの教科書に載っているような知見や、その根拠となるような科学的知見です。

 

 

このような知見は、多くの人にとって当てはまり、なぜそう言えるのかが十分に検証された内容である可能性が高いです。

 

 

そのような客観性の高い情報と、個人の意見、体験談にズレが生じている場合は特に注意するようにしましょう。

 

 

また、そのズレに気づくためにも十分な知識が必要になるわけです。

 

 

権威ある人物、著名人の経験談というのは、非常にためになる内容を含んでいる場合が多いのは事実です。

 

 

しかし、すごい人だから…で判断するのではなく、「その人は一体何を言っているのか?」に注意を向けて、解釈をするようにしましょう。

 

 

そしてその内容を吟味し、批判的に考えられる能力は身につけておくべきです。

 

 

そのためにも既存の知識、客観性の高い、基本原則と呼ばれるような知見を十分に勉強しておく価値があると言えるでしょう。



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