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200m走の特徴とトレーニングの視点(200m走の練習方法)

200m走の特徴とトレーニングの視点(200m走の練習方法)

200m走は、高いトップスピードに加えて、最後まで減速しない持久力がより求められる種目です。

 

 

 

 

 

100m走と違い、曲走路からスタートし、曲走路でトップスピードを迎えます。そのため、曲走路での疾走技術を習得する必要があります。

 

 

ちなみに、世界記録は男子で2009年にウサインボルト選手がマークした19.19、女子で1988年にフローレンス・グリフィス・ジョイナー選手がマークした21.34です。

 

 

参考動画(ウサインボルト200m世界記録)

 

 

参考動画(ジョイナー200m世界記録)

 

 

 

 

 

200m走のレースパターンと各局面での意識

 

 

 

 

図は200m走の速度推移(レースパターン)を示したものです。

 

 

ブロッククリアランスー加速局面

200mはスタート後、120mくらいまでは曲走路です。速度が高いと遠心力が大きくなりますが、スタートした直後はあまり遠心力を感じることはありません。

 

 

そのため、直線と同じように加速を行い、トップスピードをしっかり高められるようにしましょう。

 

 

ブロックの配置方法は2種類あります。一つはコーナーの内側に沿って設置する方法です。レーンに沿って、最短距離を進むことができます。

 

 

もう一つは、レーンの外側から数メートル先の曲走路内側めがけて設置する方法です。この方法では、スタート後数メートルまでは直線的に走ることができます。

 

 

 

 

何度か試してみて、自分に合ったやり方を探りましょう。

 

 

 

曲走路でのトップスピード局面

先述した通り、トップスピードが出る60m―80mは曲走路になるため、この曲走路で高いスピードを出す技術の重要度は高いと言えます。遠心力がかかると言っても、無理に内傾せず、自然に内側に身体を傾けるようにしてリラックスしながらも高いスピードを出す意識をします。この時、レーンの内側ラインを踏まないように気をつけましょう。内側ラインを踏んでしまうと、失格となってしまいます。

 

 

 

曲走路出口

曲走路を出ると、直線レーンに入ります。選手によっては、ここで最もスピードが出ているように感じることもあるかもしれません。

 

遠心力から解放されて、再加速するようなイメージを持つといいでしょう。

 

 

 

速度維持局面

曲走路を出てからはピッチが徐々に低下していき、それに伴ってスピード低下が顕著になってきます。ここでどれだけ速度をキープできるかが、タイムに大きく関わります。

 

 

ここではストライドを伸ばそうとするのではなく、走りのリズムをとにかくキープするようにしましょう。コンパクトに腕を振るようにして、ピッチを維持します。フィニッシュラインはトルソーを前に出すことを急がず、3ー5m先に飛び込むように駆け抜けるようにします。

 

 

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