では、実際に重心とはどこにあるのでしょうか?その場所の求め方について紹介します。
吊り下げ法
密度が一定の板やボール、その他の小さな物体であれば、糸で吊り下げることで調べることができます。
異なる2点で吊り下げて、その鉛直線の交点が重心です。
秋田法
図のような台にヒトを寝かせます。テコの原理から、
①体重計に作用する力×支点からの距離
②身体重心位置にかかる体重×支点から身体重心までの距離
①と②は一致するはずなので
Wl=FL
となり、この式からその人の重心位置を推定できます。
合成重心(作図法)
図のような脚の重心位置を求めるには、大腿、下腿、足部が元々どれくらいの重量比なのかを参考にします。
大腿と下腿と足部の重量比が、「6:4:2」だとすると、まず大腿の重心と下腿の重心を結んだ線の、4:6の位置が、大腿と下腿の合成重心になります。
その次に、大腿と下腿の合成重心と、足部の重心を結んだ線の2:10の位置を求めると、脚全体の合成重心位置が分かります。
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