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4×100mリレーのオーダー戦略(走順の組み方)

オーダー戦略の重要性

4×100mリレーは、ここの走力はもちろんのこと、バトンパスワークや走順(オーダー)による戦術が、チームのパフォーマンスを大きく左右する種目です。ここでは、リレーで高いパフォーマンスを発揮するための…

 

・リレーメンバーの決定方法
・オーダー(走順)の決定方法

 

について紹介していきます。

 

関連動画

 


リレーメンバーの選出(例)

4×100mリレーのメンバーを決めるときには、現時点で100m-200m走の速い選手から選びます。この理由は言うまでもありません。100分の1秒でも速く走ったチームが勝利する種目だからです。

 

100m専門の選手、200m専門の選手が複数いて、同じ距離での力の指標が得られそうにない時は、本番に似た形で、20m程度の加速をつけて100mのトライアルを行い、選手を決める手段も有効です。1走を決める場合は、スターティングブロックからのトライアルが良いでしょう。

 

1走を除けばスターティングブロックからの加速を行うことはありませんし、あらかじめ助走をつけてからバトンをもらい走るため、より最大スピードの高い選手が力を発揮できるためです。

 

しかしながら、100mや200mの持ちタイムは悪くとも、リレーになると抜群の安定感がある、ミスが無い、チームが活気づく…などの資質を持つ選手であれば、例外的にメンバーに選出した方が良いことはあるでしょう。

リレーオーダー(走順)の決定例

戦略1「速い選手を生かしてタイムを狙う」

力のある選手に、長い直線距離を走ってもらおうとする戦略です。この場合、2走と4走に速い選手を配置します。

 

 

2走は1走がテークオーバーゾーンに入ってすぐにバトンを受け取るようにし、3走はゾーンギリギリでバトンをもらうようにします。さらに4走も同様に、3走がゾーンに入ってすぐにバトンを受け取ります。

 

こうすることで2走は最大130m、4走は120m近くを個人で走ることができ、エース格の選手をより生かすことができます。

 

 

戦略2「バトンパスの失敗を防ぐ」

バトンが届かず失格、次走者が思い切り走り出せないケースを回避し、より安全に走ることができるように、バトンパスに不安のある区間を、「速い選手⇒遅い選手」でつなぐ戦略です。

 

前走者が次走者よりも速い選手となるため、次走者は思い切りスタートを切れやすくなり、スタートを切るタイミングが早くなってしまっても、前の走者が追い付いてくれる可能性が高くなります。

 

必然的にバトンパス時の走者間は詰まりやすくなるため、受け渡しのやりやすい、アンダーハンドパス向きの戦略となるかもしれません。自身の特徴を良く把握して、試してみましょう。

 

 

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