ストライドを広げるトレーニングピラミッド

ピッチを落とさずストライドを伸ばすということは、「足が速くなる」ということです。当然、一筋縄ではいきません。
土台から地道にトレーニングを重ねて、最終的には高いスピードで仕上げていかないといけません。
ストライドを広げる方法①筋肉量・筋力
まずは基本的なウエイトトレーニングで、脚の硬いバネづくりや、腿や腕の振り込みを行うための「力の基礎」を築いていきます。
具体的には
・接地で自分の体重にグッと耐えるのに関わる足首や膝、股関節周りを伸ばす筋肉
・素早くパワフルな腕や腿の振り込みのための、肘や肩の曲げ伸ばし、股関節を曲げる動作に関わる筋肉
を鍛えていければ種目はなんでもOKです。
ベンチプレス(肘の伸展・肩の屈曲等)
プルアップ(肘の屈曲・肩の伸展等)
片脚スクワット
デッドリフト
ヒップフレクション
ジャンプスクワット
ストライドを広げる方法②やや短い時間で弾むトレーニング
次に、やや短い時間で身体を弾ませる能力を養います。どの種目も「短い時間で高く、遠くに弾む」ことを意識しましょう。
ハードルジャンプ
バウンディング
ホッピング
アンクルホップ
縄跳び
ストライドを広げる方法③超短い時間で弾むトレーニング
ストライドを意識したマーク走、ミニハードル走
気持ちばかり広いかな?と感じる程度に広げて、できる限り高いピッチで駆け抜けます。※紹介動画は何を意図したミニハードル走であるかは不明です。こういう感じになるはずですという、紹介程度に。
実際のスプリント
60m程度の距離を実際にタイムを計測しながら走ってみます。最終的には、実際の走りのスピードの中で、ストライドが広がりながら、タイムの向上が見られないと意味がありません。
ストライドを広げる方法④走りの意識は?
素早く4の字を作る
硬いバネを生かすための意識の例として、「接地の瞬間に4の字を作る」が挙げられます。
実際に撮影しても、接地の瞬間に4の字ができることはありません。実際に4の字になるのは、接地の中盤から後半です。しかし、ここで「動作を1つ先取りした意識で接地」することで、腿や腕のスイングのタイミングを早めることに繋がり得ます。意識の例として参考にしてみてください。

ストライドは維持しながら、ピッチを高めるトレーニングについてはコチラ