先程の例に挙げた車を押すような場合、実際に力を発揮する、押す方向が車の進行方向と必ずしも一致する訳ではありません。
例えば車の進行方向とは違う向きに、斜め上に力を発揮している場合もあるわけです。
このようなときは、車が移動した方向(進行方向)に向かって発揮する力を用いて、計算をする必要があります。
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実際の押す力の方向と車の移動方向のなす角度をθとすると、仕事量は仕事量(NmまたはJ)=力(N)×移動距離(m)×cosθ(rad)
と、表されます。θが30度の時、同じ2000Nの力で押したとしても
仕事量(Nm)=2000×5×cos30°=10000×√3/2=4330
となります。

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