lower crossed syndrome改善エクササイズ
lower crossed syndromeの改善には、基本的に縮んで固まりやすくなっている筋肉を緩ませ、弱化し、緩んでいる筋肉を鍛えることが重要です。
以下、そのためのエクササイズをいくつか紹介します。
参考動画(ハムストリング・臀筋のトレーニング:デッドリフト)
参考動画(腹直筋を固めるエクササイズ)
腰を反らないように、お腹を固めるイメージで行います。背中からかかとまで一直線になるようにしてみましょう。
股関節前面:大腰筋、大腿直筋のストレッチ



片膝立ちの姿勢で徐々に身体をを前に移動させていきます。この時、お尻に力を入れ、腰を反ってしまわないように注意しましょう。後ろ足を曲げて行うと、腿の前部分をよりストレッチすることができます。
やってはいけないこと?
また、lower crossed syndromeでは骨盤が前傾しているため、骨盤を後傾させる筋肉は引き伸ばされてしまっている可能性が高いです。
つまり、骨盤を後傾させるハムストリングも引き伸ばされているわけです。
そして、ヒトは走りの際、膝を前に引き出す必要があります。膝を前に引き出す動作は、ハムストリングはさらに引き伸ばすことならなります。

となると、反り腰で引き伸ばされていたハムストリングがさらに引き伸ばされることになり、ハムストリングの肉離れのリスクが高くなる可能性が考えられるのです。
反り腰の場合は、骨盤を過度に前傾させないように、骨盤を後傾させる最後の砦として、ハムストリングが働いていることがあり得ます。
したがって、lower crossed syndromeでは、安易にハムストリングをストレッチしないようにした方が良いかもしれません。
ハムストリングの肉離れについてはコチラを参照ください。
走りの意識
反り腰改善のもう一つのアプローチとして、走っている時の意識改善があります。
顎を引く
ヒトには頸反射という機能があり、顎を引くことで腰が丸まりやすくなることが考えられます。
顎を引く…それだけ??と感じることもあるかもしれませんが、意外と高い効果が望めるかもしれません。
お腹を締める
下腹部を締めるような意識を持つことで、骨盤の前傾を抑えます。丹田と呼ばれる部分を意識して、おへそが前に出て行かないように走ってみましょう。